南海電気鉄道と泉北高速鉄道はこのほど、南海・泉北連絡普通旅客運賃と泉北線内通学定期旅客運賃の値下げを発表した。値下げ実施は2015年3月の予定。

南海高野線を走る泉北高速鉄道7020系

南海・泉北連絡普通旅客運賃は、南海・泉北連絡普通乗車券(ICカード含む)に適用している運賃。現行は普通旅客運賃より大人で20円、小児は10円安く設定しているが、これをさらに大人80円、小児40円値下げし、通常運賃より大人は100円、小児は50円の割引とする。なお、南海・泉北連絡の定期乗車券・回数乗車券・団体乗車券、または泉北線内のみ・南海線内のみの普通乗車券は値下げ対象から除く。

この値下げにともない、南海・泉北連絡回数乗車券は廃止となるが、南海・泉北それぞれ単独の回数乗車券は今後も販売を継続するとのこと。

泉北線内の通学定期旅客運賃は、泉北線内各駅相互間の全区間にて、現行より約25%の値下げを実施。一例として、中百舌鳥~和泉中央間は現行の7,910円から5,940円へ変更に。同様に、中百舌鳥~泉ケ丘間も現行の5,440円から4,080円へと安くなる。値下げ実施より前に購入した通学定期券については、値下げ開始日以降の日数分の差額を払いもどす。詳細は決まり次第発表となる。