西武鉄道は11月10日、「さよなら3000系記念乗車券」を発売する。同社の3000系車両は、今年12月をもって営業運転を終了する。
3000系は1983年にデビュー。9編成72両が製造され、長年にわたり通勤・通学の足として利用された。基本の車体色は黄色だが、2009年には銀河鉄道999デザイン電車(3011編成)、2010年には埼玉西武ライオンズのデザイン電車「L-train」(3015編成、2013年12月運行終了)に使用されるなど、車体カラーを変更して運行した例も。4ドア主流の現在では珍しくなった3ドアの車両としても知られる。
「さよなら3000系記念乗車券」は、池袋駅から370円区間、小手指駅から180円区間、飯能駅から300円区間、横瀬駅から150円区間の計4枚のD型硬券乗車券のセット。オリジナル台紙付きで、価格は1セット1,000円。池袋駅と所沢駅の2駅で販売する。11月8日に横瀬車両基地で開催する「西武トレインフェスティバル2014 in 横瀬」でも先行販売を行う。