アネモイはこのほど、20代~60代の働く女性137名を対象に、「ライフイベントと仕事」に関するアンケート調査を実施し結果を発表した。調査期間は9月26日~10月3日。
仕事との両立が難しいのは「育児」
ライフイベントには、育児や介護などの時間を伴うものと、子供の教育や自宅購入などお金を伴うものとがあるが、仕事との両立が難しいライフイベントは何か調査したところ、「育児」が断トツの1位だった。その理由として「職場の理解がない」ことや「緊急時に備えられない」「待機児童の問題」といった理由が挙げられた。「育児」のほかには、時間がかかってしまうような「自分の病気」や、「介護」「出産」といったライフイベントが上位となった。
一方、仕事をしていた方がより良い選択ができるライフイベントについても調査した結果、「自宅購入」「子どもの教育」「結婚」といったライフイベントが上位に。お金の負担が大きいことには、仕事がプラスの効果を生むと考える女性が多いことが分かった。
88.0%の女性が「一生働きたい」と回答
次に、「あなたは一生働き続けたいと思いますか?」と質問したところ、およそ9割の女性が「はい(88.0%)」と回答した。その理由は、「お金のゆとり」が7割超で断トツとなり、ほかには「老後に備えるため」「心のゆとり」「仕事のやりがい」「ライフスタイルの維持」といった理由が上位に並んだ。「働くことはもちろん金銭的なゆとりをもたらすが、精神的なゆとりも彼女たちが働きたい理由に強く結びついていると言える」と調査では分析している。