日本交通文化協会はこのほど、仙台空港ビルの協力のもと、仙台空港ターミナルビル1階国際線ロビーに新しいパブリックアート作品を設置することを明らかにした。

陶板レリーフ原画・大友克洋先生作画

同協会では、ゆとりと潤いのある文化的公共空間の創造を目的に、全国の駅や空港をはじめとするパブリックスペースにアート作品を制作・設置する事業を推進している。

今回設置するパブリックアート作品は、宮城県登米市出身の世界的な漫画家・大友克洋先生が仙台空港のために特別に描き下ろした原画をもとにした陶板レリーフ作品。同協会の通算508番目の作品となる。

同作品では、架空の「童子」が風神・雷神を従えて大いなる自然の力に立ち向かい、希望ある未来に向けて乗り超えてゆく姿をイメージしている。現在は、約10人の陶板レリーフ職人が、静岡県熱海市の工房「クレアーレ熱海ゆがわら工房」で制作中とのこと。完成は、2015年3月を予定している。