フォルクスワーゲン、高性能モデル「ゴルフ GTI パフォーマンス」受注開始

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは27日から、「ゴルフ」誕生40周年を記念した特別限定モデル「ゴルフ GTI パフォーマンス」を全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで受注開始する。500台のみの限定販売となる。

「ゴルフ GTI パフォーマンス」は、昨年、輸入車で初めて「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた7代目「ゴルフ」のGTIモデルをベースに、さまざまな専用チューニングを実施。「GTI」ブランドの価値を究極まで研ぎ澄ましたピュアスポーツモデルとなった。

2.0リットルのターボエンジンは、「ゴルフ GTI」の220PSから230PSにパワーアップ。最高速度は250km/h、0-100km/h加速は6.4秒と本格スポーツカー並みの性能となっている。同時にJC08モード燃費は15.9km/リットルから16.1km/リットルへと向上した。

足回りには、このモデルのために新開発された電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックを採用。コーナリング中に前輪の左右いずれかの空転を検知すると、電動油圧ポンプで生成した油圧によってディファレンシャル内部のマルチプレートクラッチを作動させ、トラクションの低いホイールから高いホイールに駆動トルクを0～100%の間で再配分する。

ブレーキも強化され、フロントに340mm×30mm、リヤに310mm×22mmという大径のディスクローターを装着。「ゴルフ GTI」ではフロントのみだったベンチレーテッドディスクが4輪すべてに採用された。

同限定車は、専用ボディカラーであるカーボンスチールグレーメタリックが300台、ピュアホワイトが200台の計500台の限定販売となる。価格は435万円(税込)。なお、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、「ゴルフ」誕生40周年を記念したセールスキャンペーンを12月末まで実施するとともに、新テレビCMを含む広告展開や特設ウェブサイト、試乗キャンペーンなどを実施する。