「クルン」(手前)と、母親の「カーラ」(奥)

福山市立動物園はこのほど、5月31日に誕生したカラカルの赤ちゃんの愛称が「クルン」に決定したと発表した。

愛称は、大きく丸い目の「クルン」に決定

カラカルの赤ちゃんはメスで、今年5月31日に母親の「カーラ」、父親の「カール」の間に誕生した。

カラカルは、サハラ砂漠を除くアフリカ大陸やアフガニスタン、イラン、インド北西部、サウジアラビア、パキスタンなどに広く生息するネコ科の動物。ネコ科の中では小型で、耳の先に毛があるのが特徴となる。獲物は小型の哺乳類などだが、跳躍力にすぐれているため、飛んでいる鳥を獲ることもあるという。

命名者の、土岡真理子氏

同園では8月に赤ちゃんの愛称を募集。990点の応募が寄せられ、採用されたのは、土岡真理子氏の「クルン」となった。赤ちゃんの大きく丸い目のかわいいイメージをうまく捉えたことが評価された。

9月7日には、同園にて命名式が行われ、土岡氏には表彰状とクルンの写真入りTシャツが贈られた。

一般公開は当面、火曜(休園日を除く)・水曜・金曜・土曜・日曜・祝日に母親の「カーラ」と一緒に展示。月曜日と木曜日は、父親の「カール」のみ展示する。同園の所在地は、広島県福山市芦田町福田276-1。