東京サマーランドはこのほど、「小学生の夏休みに関する調査2014」の結果を発表した。同調査は6月4日~11日、小学生の子ども(複数いる場合は末子)がいる30~49歳の既婚者を対象としてインターネット上で実施。1,000名の回答を得た。
夏休み中に身につけてほしいものは「生活習慣」「お手伝い習慣」「計画性」
「夏休み中に子どもにどんな体験をさせたいと思うか」を聞いたところ、「家族でお出掛け(レジャーや旅行など)」(71.1%)が最も高く、次いで「夏ならではのレジャー(プールなど)」(59.0%)、「工作(手作り)体験」(33.0%)、「料理・お菓子づくり」(31.0%)が続いた。
次に、「夏休み中に子どもに教えたいこと(身につけてほしいこと)は何か」を聞いたところ、「生活習慣」(58.9%)、「お手伝い習慣」(54.1%)、「計画性」(52.0%)が5割台、「冒険心(チャレンジ精神)」(41.8%)、「家族の絆」(41.7%)、「学力」(40.7%)、「友達の大切さ」(40.3%)が4割台で続いた。
子どもの男女別・学年別にみると、小学校低学年の男子では「冒険心」(52.0%)や「運動習慣」(39.3%)が高かった。他方、小学校高学年の男子では「学力」(46.0%)、小学校高学年の女子では「お手伝い習慣」(62.6%)が高くなった。
夏休み期間中に子どもに聞きたいことは「将来の夢・なりたいもの」
「恋愛や将来の夢、生活の状況などさまざまな項目について、子どもの夏休みを機に聞きたいと思うか」を聞いたところ、「恋をしている相手(いるか/誰か)」では、「既に知っている」が21.3%、「聞きたいと思う」が28.7%、「聞きたいと思わない」が50.0%となった。
また、「将来の夢・将来なりたいもの」は50.6%、「今、はまっている遊び」は28.7%、「苦手な科目」は31.4%、「SNSの使い方や学校裏サイトなど、インターネットとの接し方」は36.7%の親が「聞きたい」と答えた。また、「既に知っている」割合は、「将来の夢・将来なりたいもの」が41.8%、「SNSの使い方や学校裏サイトなど、インターネットとの接し方」が22.2%と、ともに半数以下となっており、これらの話題は普段なかなか子どもに聞きづらいことがうかがえた。
今夏のレジャー総予算、7割近くの家庭が3万円以内
「夏休み中のレジャーにかける予算とレジャーの予定」について聞いたところ、総予算は「5,001円~1万円まで」が21.8%、「1万1円~2万円まで」が17.1%、「2万1円~3万円まで」が14.5%となり、7割近くの家庭は総予算3万円以内を予定していた。なお、平均予算は3万6,783円だった。
また、今年の夏休みに子どもとレジャーに出掛ける回数は平均2.9回となっており、レジャー1回あたりの予算を算出すると「1円~1万円まで」の予算帯が6割強(61.1%)で、平均は1万5,098円だった。さらに、昨年かかったレジャー費用と今年のレジャー予算とを比較すると、「昨年より増額」が25.4%、「昨年と同額」が48.3%、「昨年より減額」が26.3%となり、昨年よりも財布のひもを緩める人と締める人とが同程度の割合となった。
「今年の夏休みに子どもを連れて行く予定のあるレジャー施設」については、「レジャープール(ウオータースライダーや流れるプールなどがあるプール)」が42.4%で最も高く、以下、「遊園地・テーマパーク」(24.0%)、「ショッピングモール」(22.4%)が2割台、「映画館」(16.9%)、「水族館」(16.6%)、「温泉・スーパー銭湯」(15.1%)、「森林公園」(10.3%)が1割台で続いた。
夏休みに家族の幸せ・絆を感じるもの、8割が「子どもの笑顔」
「夏休みのどんなときに"家族の幸せ・絆"を実感するか」を聞いたところ、「子どもの笑顔をみたとき」が77.8%、「子どもの成長を感じたとき」が72.4%と7割台、「夫/妻の笑顔をみたとき」は41.2%、「夫/妻に感謝されたとき」は40.0%と4割台で続いた。