東急電鉄、JR東日本、東京メトロの3社は17日、渋谷駅の直上にビル3棟を建設する「渋谷駅街区開発計画」のI期(東棟)工事を、8月から本格的に始めると発表した。
この計画は、渋谷駅の上に東棟・中央棟・西棟の3棟からなる延床面積約27万平方メートルのビルを建設するという内容。I期として着工する東棟は、東横線・副都心線、JR線、銀座線に直結し、乗換利便性の向上とともに、駅から街への人の流れの玄関口となる役割を担う。地上46階地下7階建てで、高さは渋谷エリアで最も高い約230m。
高層部には渋谷駅周辺最大級となる賃貸面積約7万平方メートルのハイグレードオフィス、中低層部には店舗面積約3万平方メートルの大規模商業施設を設け、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時には名実ともに街のシンボルタワーとなることをめざす。帰宅困難者受入れ空間や防災備蓄倉庫を備えるなど、防災対応機能も整備する。延床面積は約17万4,000平方メートル。全体完成は、II期(中央棟・西棟)が竣工する2027年度の予定。