千葉県の市川市動植物園で、コツメカワウソと握手ができるコーナーが話題を呼んでいる。コツメカワウソは、コーナーに設置された透明のアクリルパイプから手を出し、来園者の指をタッチしてくれる。
カワウソの習性を利用
コツメカワウソは、魚やエビ、カニなどを捕まえるために、石の隙間に手を入れる習性がある。この習性と、好奇心旺盛だという性格を活かして設置されたのが、握手コーナーだ。同園広報担当者は「手を出してくれるかはカワウソの気分次第なので、確実に握手できるかは分かりませんが、ぜひ、プニッとした肉球の感触を楽しんでほしいです」とアピール。「コツメカワウソは尖った爪がないので、人間を傷つけることもなく、お子様でも安心して握手できるのが魅力です」と付け加えた。
ちなみに、コツメカワウソの普段の生活を聞いてみると、「気まぐれに泳いでいることも多いですが、餌を食べて、遊んで、お腹いっぱいになったら寝て……というのを繰り返していますね」とのこと。
握手はお腹が空いたときにすることが多いそうで、「昼過ぎが狙い目です」と、ベストタイミングを教えてくれた。最後に同広報は「コツメカワウソが元気に暮らしている姿を見て、思いを馳せてください!」とコメント。
市川市動植物園の詳細
市川市動植物園は、JR本八幡駅から「動植物園」行きバスで約30分(※土・日・祝日のみ運行)、または、北総線大町駅から徒歩約30分でアクセスできる。同動物園のテーマは、"動物たちとのふれあい"とのことだ。
カワウソと握手できるだけではなく、話題の「流しカワウソ」も楽しむことができる。また、カワウソだけでなく、レッサーパンダやスマトラオランウータンも見ることができる。その他、なかよし広場のモルモット(テンジクネズミ)にも、開園中いつでもさわることができるというので、楽しめる夏のお出かけスポットとして、さっそくチェックしてみてはいかがだろうか。