損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険はこのほど、全国の20~50代のサラリーマン世帯の主婦500名(各年代ごと125名 平均年齢39.7歳)を対象に実施した、「2014年夏のボーナスと家計の実態」をテーマとしたアンケート結果を発表した。調査は6月6日~11日に行われた。

6年ぶりに平均手取額が70万円台に

「2014年夏のボーナス手取額」

今夏のボーナス手取額を聞いたところ、「50~75万円未満」(28.8%)が最も多く、続く「25~50万円未満」(26.6%)を合わせると、25~75万円未満が半数以上(55.4%)を占める結果となった。平均金額は昨夏から2.3万円増の72.2万円となり、平均手取額が70万円台となったのは、2008年夏以来6年ぶりだという。

昨夏よりも「増えた」は35%

「昨夏のボーナスと比較しての増減」

昨夏の支給額と比べて、ボーナスが「増えた」(35.0%)という回答は「減った」(15.0%)より20ポイント多い結果に。増減の平均額は「+2.7万円」となり、昨年(「1.1万円」)よりも1.6万円増となった。

使い道は「預貯金」が断トツトップ

「この夏のボーナスの主な使い道」

ボーナスの使い道は「預貯金」(70.0%)が昨年と変わらずトップ。「生活費の補填」(40.2%→29.8%)、「ローンの支払い」(31.0%→24.0%)は昨夏と比べて減少した。

また、ボーナスから夫に小遣いを「渡さない」と答えた主婦(51.0%)が半数を超える一方で、渡した(渡そうと思っている)金額の平均が「13.2万円」と昨夏の「11.4万円」から増加し、明暗が分かれた。「消費増税などによる家計への圧迫を受けながらも、夫に感謝する妻の姿がうかがえる」と調査では分析している。