ミサワホームとコビーアンドアソシエイツは7月、共同出資会社「子ども子育て総合研究所」を設立する。

「子ども子育て総合研究所」の事業スキーム

子どもや子育てに関するノウハウを研究

ミサワホームは"住まいは子育てのために"という信念のもとに、コビーアンドアソシエイツは"大切なお子さまに、才能を伸ばせる教育環境と、安心して委ねられる保育環境のご提供"という使命にそれぞれ基づいて活動しており、双方の企業スタンスに共感し合えることから、2009年に協力体制をスタートした。

新会社は、子供や子育てに関するノウハウを研究・蓄積し、理想的な子育て環境を追究することを目的に、これまでの協業により蓄積してきたノウハウや実績をベースに両社が共同出資して設立するものとなる。

独立した研究機関となることで、それぞれの強みである、安全・安心で快適な子育て環境を設計するハード面と、子供と親の視点に沿ったサービスを提供するソフト面との融合が実現。今後は、より効率的かつ多角的に、保育や教育、食育、住育など、様々なテーマの研究に取り組み、理想的な子育て環境を追究していくという。

具体的な業務内容としては、臨床研究を実施し、その成果や知見、豊富な実績などに基づいた子育て支援に関する事業コンサルティングや子育て環境のデザインの基準づくり、外部機関や他企業などとの協力による遊具や建具・家具類の開発などを予定。さらに、これらの取り組みによって、様々なニーズのソリューションをワンストップで提供することを目指す。

また、将来的には、最新の研究成果を盛り込んだ教育を提供するプレミアムな保育園や学童保育などの自社運営も視野に入れながら、総合的な子育て支援を展開する。

両社は、「子ども子育て総合研究所」を軸に今後も協力して子育て支援を推進し、研究成果に基づいた子供や子育てに関するノウハウを最大限に活用しながら、より良い子育て社会の実現に貢献していく、としている。