W杯を楽しむためにも知っておきたいこと

ブラジルでは6月12日から7月13日にかけて、FIFAワールドカップ2014が国内12都市(グループリーグ日本戦:レシフェ、ナタル、クイアバ)で開催される。開催に先立ち、在ブラジル日本国大使館は安全にW杯を楽しむために、7つのポイントを挙げている。

治安面では凶悪犯罪が多発

在ブラジル日本国大使館によると、ブラジルの政情は基本的に安定しており、人種的や宗教的、政治的対立は少なく、これまでテロや近隣国等からの脅威は存在しないが、治安面では強盗や短時間誘拐等の銃器を用いた凶悪犯罪が多発しているため、十分な注意が必要であるという。そうした状況を踏まえ、在ブラジル日本国大使館ではブラジルを訪れる人に対して以下の注意を促している。

(1)心構え
・最新の治安情報を入手し、危険を回避する
・常に警戒・用心を怠らず、時間・場所・周囲の状況を考慮して行動する

(2)外出時
・単独行動、夜間の外出は控え、人気のない場所には行かない
・金目の物は身につけず、目立たない格好に心がけ、貴重品は最小限に分散所持する
・強盗、誘拐、窃盗、スキミングの被害が多発しているので注意する

(3)移動時
・徒歩、バス、流しや非正規のタクシーは使用しない

(4)被害に遭った場合
・絶対に抵抗せず、言語が分からなくても落ち着いて犯人の指示に従う

また、W杯期間にブラジルに渡航・滞在する人は、大会を安全に楽しく観戦するとともに、犯罪や事故などの不測の事態に巻き込まれないよう、外務省海外安全ホームページ在ブラジル大使館・総領事館統合ページ在ブラジル日本大使館ホームページなどで最新の治安関連情報の入手に努め、十分な安全対策を講じることを推奨している。

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