"酒場詩人"として知られる吉田類が10日、都内で行われた英映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のトークイベントに出席した。
全国公開中の本作は、"パブのハシゴ"をテーマにアラフォー男たちの冒険を描く、エドガー・ライト監督の最新作。学生時代に成し遂げられなかった「一晩で5人で12軒のハシゴ酒」にリベンジすべく、故郷の街に5人の同級生が集結する。12軒目のパブ「ワールド・エンド」を目指して飲み続ける5人だったが、街が何者かに乗っ取られていることに気付き――というSFコメディー作品となっている。
ビールを片手に登場した吉田は、「"酔っぱらいが地球を救う!"ってタイトルだけど、僕もそう思って生きてる」と開始早々ご機嫌の様子。「僕は昭和テイストの飲み屋が好きだけど、イギリスにも変わったパブがある。世界一汚いパブって言われてて、絶対掃除をしなくて」と本場のパブを紹介し、「何軒行っても飲み方は大事。音楽に乗るように、軽やかに楽しく飲むこと」と飲み方のコツを指南した。
また、ハシゴ酒での最高軒数は、ALFEEの坂崎幸之助の叔父でエッセイストの坂崎重盛との飲みだそうで、「朝飲みということで1軒目の上野の立ち飲み屋から始めて、6軒目から浅草へ。13軒目で別れてから14軒目に新宿のゴールデン街に行った」とハシゴ酒エピソードを披露し、「朝まで飲んで高尾山に登ると、天狗さんに会う。昆虫もたくさん寄ってきて、お友だちになれる」と楽しげに語っていた。
2003年から続くバラエティ番組『吉田類の酒場放浪記』(BS‐TBS)や雑誌の取材など、終始飲み続けている吉田は、「だいたい1軒につき1升飲むけど、さすがに10日続くと疲れるね」と打ち明けつつ、「でも、飲むと元気になるから不思議。どっか悪ければ節制するけど、病院で検査しても完璧なんだよね」とまだまだ飲む気マンマンだった。