GALLERY SPEAK FOR(東京都渋谷区)では、5月23日~6月4日まで、イラストレーター・小笠原徹氏による個展「101匹のねこ」を開催する。

小笠原徹氏の作品には、数多くの猫が登場する

ほぼ描きおろしの新作を発表

同展では、雑誌や広告で活躍するイラストレーターの小笠原徹氏の作品を展示する。同氏の作品は、緊張感とユルさの絶妙なバランスを統率しながら展開されるイラストが特徴。最近では「POPEYE」「Hanako」「SPUR」などの雑誌の誌面も飾るほか、ミュージシャンやアートディレクターとのコラボレーションも数多く手がけている。

描画はひとつのスタイルにこだわらず、現代美術を思わせる繊細な線画から、クレヨンを無造作に操ったかのような未完の味に近いものまで幅広い。アクリル絵具、水彩、コラージュといった様々な手法も自在に織り交ぜ、作品を作り上げている。

今回の個展は、同ギャラリーでは3年ぶりとなる。アーカイブ中心の内容だった前回、また線画をメインにした2年前の個展とは異なり、ほぼ描きおろしの新作だけで構成する。タイトルには、同氏がモチーフに多く登場させる「ねこ」を取り入れた。原色づかいを基本にした、趣あるタッチと配色の面白さが感じられる大小の新作原画約40点を展示・販売する。また、原画のほかにも、TシャツやZINEなどオリジナルグッズ、関連商品も販売する。

5月24日には、小笠原 徹氏を迎え「ギャラリートーク」も開催する。聞き手はイラストレーターのカズモトトモミ氏。時間は16:30~17:00。

同展の会期は、5月23日~6月4日。時間は11:00~19:00(最終日は18:00まで)。木曜休廊。入場無料。