「IKEA立川」外観

イケア・ジャパンは10日、「IKEA立川」を都内初のストアとしてオープンする。7日にはメディア向けの内覧会が行われた。以前は開店準備の店内をお伝えしたが、今回はオープン間近の店内を、実際の買い物ルートに沿って紹介したい。

予算も書いてある

JR立川駅から徒歩12分、多摩都市モノレール高松駅から徒歩7分の場所に「IKEA立川」はある。立川駅からの道は整備されているので、散歩気分で歩いていくのも良さそうだ。

奥に見えるのが「スモーランド」

1階のエントランスを入ったら、まずはエスカレーターで2階へ。エスカレーターの奥には託児所「スモーランド」もある。2階に上がると、5つのルームセットがずらりと並んでいる。コンセプトルームとなっており、セットの横には同じ部屋を実現するための予算が書かれていた。

この部屋の家具は「6万1,000円以下」とのこと

小さな部屋が並んでいる

ルートに従って進んでいくと、「ホーム」と呼ばれる家の間取りをそのまま再現したルームセットが目に入る。実際に日本の家庭を訪問することでニーズを把握し、反映した部屋が作られている。3LDKや2LDKなどの間取りで構成されており、計6つのセットがあった。モデルルームと言われても違和感のない状態だった。

3LDKの間取りで再現

収納売り場は約2倍

同店の特徴は、収納関連の売り場を既存店舗の約2倍にしていることだ。まだまだ収納には訴求力があるという見込みで充実させたとのこと。部屋ごとの収納のみならず廊下や壁を利用した収納方法を展示している。

充実の収納コーナー

ショールームとマーケットホールが同じ2階にあるのも特徴の一つ。既存店舗では商品を選ぶ空間が1階と2階に分かれているが、同店では2階だけでほぼ全ての買い物を終えられる。ショールームとマーケットホールの間には「イケアレストラン&カフェ」があり、ひと休みしてから買い物を続けられるようになっていた。

広々としたレストラン

気になるメニューがずらり

配送と会計が一度にできる

1階には圧巻の倉庫

1階に下りたら倉庫で目星の商品を探して会計へ。会計システムにも、同店ならではの特徴があった。既存店舗では会計と配送は別の窓口だったが、同店では「ワンストップショッピング」を導入。配送を希望する人と希望しない人でレジを分け、希望する人のレジカウンターでは会計と一緒に配送手続きを進められるようにしているのだ。

配送なしのレジ

配送ありのレジ

同店では交通渋滞対策として、駐車場の有料化(商品購入の有無に関わらず一律1,000円)と公共交通機関での来店を促進するキャンペーンを実施している。キャンペーン詳細は同店Webサイトで確認できる。 場所は東京都立川市緑町6番で、営業時間は平日10時~21時、土日祝日9時~21時。

東京都内初店舗となる「IKEA立川」。インテリアをそろえる予定がある人はもちろん、特に予定のない人も生活を想像しながら店舗歩きを楽しめそうだ。

ソファにベッドの数々

子供用品やテキスタイルも