結婚生活で"疲れ"を感じることの1位は「子育て」に

ベネッセコーポレーション ベネッセウィメンズパーク編集部はこのほど、『主婦の「疲れ」に関する意識調査』を実施し、結果を公表した。同調査は1月31日~2月10日、「ウィメンズパーク ここからげんき」にて、30歳~50歳の結婚3年目以上の主婦(1,845名)を対象にインターネット調査で実施した。

結婚生活で"疲れ"を感じること、1位「子育て」、2位「家事」

「現在の結婚生活で、疲れを感じることはどのようなことですか」(複数回答)と尋ねたところ、1位は「子育て」(64.2%)、2位が「家事」(50.9%)、3位「料理」(46.9%)という結果となった。

この結果を結婚当初と比較すると「子育て」(19.8%→64.2%)、「夫とのコミュニケーション・夫からかけられた言葉」(26.9%→35.9%)の割合が上がっているのに対し、「仕事と家庭の両立」(37.9%→22.5%)、「親族付き合い」(46.0%→34.4%)は下がっている。

この中でも注目は「夫とのコミュニケーション・夫からかけられた言葉」の割合が高くなっているという結果。「親族付き合い」などは結婚当初は慣れていないだけで、慣れれば疲れを感じづらくなることが想像でき、また、「子育て」に関しては結婚当初はまだ子どもがいなかった人もいることから割合が必然的に高くなるといえる。それに対し「夫とのコミュニケーション・夫からかけられた言葉」は、結婚生活を行う上でなくてはならないものがが、長く寄り添うにつれて疲労につながるという悲しい現実が浮き彫りとなった。

約9割が夫の発言や行動に「イラッ」としている

「疲れを倍増させる、夫のイラッと発言や行動を下記の中からお選びください」(複数回答)と尋ねたところ、「夫のイライラする発言や行動はない」との回答は10.6%に留まり、約9割が発言や行動でイライラしているということがわかった。

具体的な回答では、1位から「散らかしたらそのまま」(46.9%)、「ねぎらいの言葉がない」(35.8%)、「疲れているのは自分(夫)だけだと思っている」(33.4%)、「休日にダラダラしている」(32.8%)、「電気をつけっぱなしにする」(29.9%)などが挙った。主婦の仕事が毎日あるのに対し、その仕事に対して「ねぎらいの言葉がない」ことや「大変さをわかってくれない」「手伝おうという姿勢が見られない」ことがストレスに繋がっているといえる。

夫から癒やされる瞬間は、「家事・育児を手伝ってくれたとき」

「夫の行動や発言で、日ごろのストレスや疲れが癒されるような経験はありますか」(単一回答)と尋ねたところ、64.1%と6割以上が「ある」と回答した。

夫から癒やされる経験、6割以上が「ある」と回答

さらに「ある」と回答した1,182名を対象に「それはどのようなことですか?」(複数回答)と尋ねたところ、「家事を手伝ってくれた」(57.3%)、「育児を手伝ってくれた」(56.2%)、「ねぎらいの言葉をかけてくれた」(45.9%)という結果になった。「家事」や「子育て」など自分の疲れに繋がっていることを手伝ってくれる姿勢がうれしい様子がうかがえる。

主婦の2人に1人が、疲れているときは「たくさん寝る」と回答

「疲れを感じた時にどのようなことを行って疲れを解消しますか?」(複数回答)と尋ねたところ、54.0%と半数以上が「たくさん寝る」と回答。以下、「自分の趣味を楽しむ」(40.0%)、「お風呂でリラックスする」(27.9%)という結果となった。

54.0%の主婦が、疲れているときは「たくさん寝る」と回答

また、「栄養ドリンクを飲む」との回答も17.1%あった。少し前までは「栄養ドリンク」と言えば若者やビジネスマン向けという印象が強いものだったが、最近では家事の合間に飲む主婦も増えているようだ。