東京メトロは、駅のデザイン案を一般公募する「東京メトロ銀座線・駅デザインコンペ」を実施する。同社の駅デザインコンペは、2012年12月に銀座線下町エリアの稲荷町駅・上野駅・神田駅の3駅を対象に実施して以来、2度目。今回は銀座線商業エリアの三越前駅・日本橋駅・京橋駅の3駅が対象となる。

東京メトロ銀座線1000系

コンペの「提案課題」は、商業エリア各駅における望ましい経験・駅のあり方、駅の個性とともに、機能性を携えたプラットホームのデザイン提案、駅の顔である改札口周りのデザイン提案の3点。応募要項では、重視すべきユーザー像の具体化と望ましい経験の提案、銀座線に関するコンセプトのデザインへの反映、周辺地域の歴史や地域性との調和を考慮したデザインなど、応募にあたって重視すべき8つの視点が列挙されている。

応募の際は、コンペ公式サイトからの事前登録が必要。登録受付期間は3月24日から4月25日まで、作品提出期限は5月14日12時まで。6月上旬に1次審査、7月下旬に2次審査を行い、入賞者を選ぶ。賞金として、最優秀賞1点には50万円、優秀賞(2~3点)には30万円、入選(数点)および学生賞(数点)にはそれぞれ10万円が贈られる。審査結果は1・2次とも公式サイトにて発表する。

なお、応募に際し、東京メトロの要望があれば速やかに同社や東京都心部へ赴くことができ、かつ日本語で対応できる体制を整えていることなどの条件が定められている。