大阪市交通局は地下鉄御堂筋線梅田駅の改修に合わせ、アーチ空間のリニューアルを実施する。1933(昭和8)年に開業した梅田駅の歴史あるアーチ天井のフォルムを生かしつつ、斬新なデザインと照明を活用し、さらに魅力的なアーチ空間へ生まれ変わるという。
リニューアルのデザインコンセプトは「『日本の美、ほのぼの』LIGHT&SHADOW」。伝統ある梅田駅にふさわしい空間デザインとするため、公募型プロポーザルにより事業者を広く募集し、最優秀に選出された事業者とともに決定した。
アーチ天井に逆富士型の小型アーチを連続して配置することが特徴で、小型アーチに凹凸が施され、天井と一体になった照明から放たれる光と影のコントラストと合わせて、幻想的な空間を演出するという。照明にはLEDを採用し、省エネルギー化も図る。リニューアル完了は2015年春の予定とされている。