園芸こうち販売促進事業委員会(高知県・高知県園芸連・JAグループ高知)は、神奈川県の横浜赤レンガ倉庫と兵庫県の神戸ハーバーランドで、高知野菜のPRイベント「高知野菜の夜明けぜよ」を開催する。
生産者の即売会や試食コーナーも
高知県は全国有数の園芸産地で、ナス・ミョウガ・ショウガ・シシトウなどでは全国1位の生産量を誇る。また、化学肥料や農薬の使用を減らし、天敵昆虫で害虫を駆除するなど自然環境や生態系に配慮した「環境保全型農業」の取り組みも実施。有機資源を利用した堆肥の使用など、省エネルギー対策等も推進している。
同イベントでは、高知の生産者が作った「ナス」「ピーマン」「メロン」「スイカ」など11種類の野菜や果物を、ビニールハウスごとそのまま展示する。来場者に実際の野菜を見てもらい、環境保全型農業に関する解説を行う。昨年も同時期に開催し、4日間で10万人を上回る人が訪れたという。
ビニールハウス内には野菜や果物の苗のほか、害虫を食べる天敵昆虫も用意。来場者に探してもらうクイズも実施する。発見できた人には、高知野菜をプレゼントする。
「坂本龍馬只今、脱藩中」
横浜会場には龍馬像も登場する。これは高知駅前に設置されている坂本龍馬像を、同イベントのために取り外し、移動、設置するもので、昨年に引き続いての試みとなる。期間中、高知県の不在となった坂本龍馬像の台座には「坂本龍馬只今、脱藩中」の立て札が設置される。
今回は昨年度より販売等のブースも増設し、生産者による「文旦(ぶんたん)」「フルーツトマト」などの即売会を実施する。ブースでは高知野菜のオリジナルメニューの試食、土佐茶の試飲などもできる。ゆずポン酢、ゆずジュース、土佐茶といった農産物関連の加工品も販売する。
同イベントは、横浜では2月7日~9日に開催。時間は10時30分~16時30分。会場は横浜赤レンガ倉庫。神戸は2月14日~16日に開催。時間は10時30分~16時30分。場所は、神戸ハーバーランド。
近隣カフェには高知野菜の限定メニューが登場
近隣のカフェでは、高知野菜・果物の期間限定メニューが味わえる。横浜は2月5日~11日まで、横浜赤レンガ倉庫2号館のカフェ「chano-ma横浜」で開催。神戸は2月10日~21日まで、神戸ハーバーランドumieのレストラン「神戸うまいもん処 ご馳蔵」と「ナトゥーラ・ナトゥーラ」で開催する。