明治安田生命保険が行った「全国同性調査」によると、日本で最も多い名字が「佐藤」さんで2位が「鈴木」さんという結果が出ました。規模の大きな会社になればなるほど、名字が同じ人が職場にいる確率は高くなりそうな気がします。そこで、職場に同じ名字の人がいた場合、どのように呼び分けているのか、マイナビニュース会員500名にきいてみました。
Q.職場に同じ名字の人が2人以上いますか?
はい 35.2%
いいえ 64.8%
次に、どのように呼び分けているかきいてみました。
■ニックネーム
・「1人のときは名字、2人以上が目の前にいるときはニックネームなどで呼ぶことがある」(28歳男性/ソフトウェア/技術職)
「2人とも同じくらいの時期に入ってきたので、下の名前をもじったあだ名で呼んでいる」(35歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「内輪であだ名で呼んでいる」(34歳女性/小売店/事務系専門職)
■下の名前で呼ぶ
・「違う担当いるので今はあまりないですが、以前同じ苗字の方が一緒の担当の時は下の名前で呼び分けされていて、今も名残で下の名前で呼ばれてます」(27歳女性/金融・証券/専門職)
・「基本的に下の名前で呼ぶが、本人が嫌がる場合は例えば「メガネの○○さん」と名字で呼ぶ」(24歳男性/その他/その他)
・「名字と名前の組み合わせで話ばれている…例:田中はじめ→たはじ、田中ゆうこ→たゆう」(24歳女性/運輸・倉庫/営業職)
・「名前…親子でいるから仕方ない」(45歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
■肩書き・部署名をつける
・「営業○部の××さんと、営業何部の人かを頭につけるようしている」(30歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「肩書きがあるひとはそれをつけて呼んでいる、○さん、○課長」(25歳女性/通信/営業職)
・「担当業務をつけて、~の田中さんと呼ぶ」(28歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「中村さんが2人…一人は"社長"、もう一人は普通に"中村さん"」(31歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
■年齢で分ける
・「田中さんが2人いるので、年配の人の方は名字で、年齢が若い人は下の名前にさんをつけて呼んでいる人」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「年齢が自分より上と下なので、"さん"と"君"で分けている」(34歳男性/情報・IT/技術職)
■その他
・「みんな同じ…その人の方向をしっかり見るようにする」(27歳女性/情報・IT/技術職)
・「フルネームで呼ぶ」(39歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「A、Bと言っている」(26歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職(設計・エンジニア)
■総評
職場に同じ名字の人が2人以上と答えた人は約3割強いました。
その中で、特に目立ったのが「下の名前で呼ぶ」という回答です。これも自分の年齢とそう違わない人たちであれば可能なのでしょう。ただ、その2人のうちの一人が自分の年齢よりも年上の場合は、「年齢が自分より上と下なので、「さん」と「君」で分けている」(34歳男性/情報・IT/技術職)ということにすれば解決できそうです。
基本、職場に同じ名字の人が2人以上いるとややこしいです。ただ、中には「みんな同じ…その人の方向をしっかり見るようにする」(27歳女性/情報・IT/技術職)という人や、「分けていませんが、相手に向かって話しかければ問題は起きません」(29歳男性/商社・卸/事務系専門職)というような回答もありました。
前出の明治安田生命保険の調査では、北海道や東北では「佐藤」さん、関東や静岡県などに多いのが「鈴木」さん、「田中」さんは近畿や中国・四国、九州地方などで多いというように、地域によっても特徴があるという結果が出ていました。地域に根差した企業などでは、職場に同じ名字の人が2人以上いるのはザラなのかもしれません。
調査時期:2013年11月1日~11月3日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男性232名 女性268名 合計500名
調査方法:インターネット(ログイン式)アンケート