日本民営鉄道協会は7日、大手民鉄16社における2013年度の年末年始定期外旅客輸送実績を発表した。12月31日から1月3日までの定期外旅客輸送人員の合計は3,275万9,000人で、対前年比3.9%増となった。
地域別の輸送人員も、各地域でおおむね前年を上回った。関東9社(東武鉄道・西武鉄道・京成電鉄・京王電鉄・小田急電鉄・東急電鉄・京急電鉄・東京メトロ・相模鉄道)が2,136万7,000人で対前年比4.1%増。関西5社(近畿日本鉄道・南海電気鉄道・京阪電気鉄道・阪急電鉄・阪神電気鉄道)が962万1,000人で対前年比3.0%増。名古屋鉄道は120万5,000人で対前年比5.3%増、西日本鉄道は56万6,000人で対前年比8.8%増となった。
関東9社で最も輸送人員が多かったのは、東京メトロの551万9,000人(対前年比8.0%)。東急電鉄は前年を下回る輸送人員(272万3,000人、対前年比0.8%減)となったが、これは東横線の相互直通運転開始にともなう渋谷駅での改札通過人員の減少が要因とされ、渋谷駅を除く各駅合計では4.8%増加したという。関西5社で最も輸送人員が多かったのは近鉄で、366万1,000人(対前年比4.3%)だった。
なお、これとは別に、神奈川県内に路線を持つ大手民鉄5社(京王電鉄・小田急電鉄・東急電鉄・京急電鉄・相模鉄道)も、年末年始の定期外輸送人員について発表している。12月31日から1月3日までの定期外輸送人員は、5社合計で938万7,000人(前年同期間と比べて2.5%増)。「全般的に良好な天候で、日の並びも良かったことなどから、外出される方が多くなったと推測され、利用が増加したものと考えられます」としている。