スクウェア・エニックス社員食堂、通称"ラウンジ"

ドラゴンクエストシリーズ、ファイナルファンタジーシリーズなど超人気ゲームを生み出し続けているスクウェア・エニックス。その社員しか入れない食堂に伺えるツアーが企画されたときいて参加させてもらった。

同企画はプレミアム・アウトレット型ECサイトを運営するルクサが「LUXA 憧れの社員食堂ツアープレゼント」として開催。これまでも日本マイクロソフト、バンダイ、ポーラなど、様々な社食を覗ける機会を提供している。今回は5,040名の応募の中から選ばれし10名が集い、中にはこれから就職活動を始める学生さんも! 気分はまるでRPGのように、社内を進んでいく。

案内してくれたのはスクウェア・エニックス広報室 室長の弓削和美さん。同社では現在グループ企業あわせて3,000人ほどが勤務しており、2012年に移転したオフィスにもほとんどの社員が集まっているという。エンターテイメントをつくる会社として、移転時に重視したのは社員のコミュニケーション。実際に仕事をするオフィス内も座席の壁を取り払ったつくりで、「ラウンジ」という通称で社員食堂も設置することとなった。

店内はハロウィン! 店員さんのおもてなし精神

仮装する店員のみなさんと、スクウェア・エニックス広報室 室長の弓削和美さん(写真右から2番目)

さっそく社員食堂に伺うと、迎えてくれたのは仮装した店員のみなさん! そう、取材時はちょうどハロウィンの時期だったのだ。「ハロウィンやクリスマスなど、季節に応じてコスプレデーなどを設けてますが、その時期は社員の利用率が1.4倍ほどに増えます(笑)」。みなさんノリよくポーズをとってくれる。明るく話しかけてくれる方が多いそう。

店内もハロウィン仕様

身体に良さそうなメニューがたくさん

プレートメニューは、メイン、ごはん、みそ汁、さらに3種類選べる小鉢付き。この日のメインは「サーモンのワイン蒸しホワイトソース」「鶏の礒べ揚げ」さらにSPメニューとして「かぼちゃのグラタン」が用意されていた。ほかに「野菜たっぷりのドライカレー」「函館焼き味噌ラーメン」、各種焼き立てパン、お菓子や時期によって変わるご当地食べ物コーナーもあり、かなり充実している。外国人社員が多いため、チェリーコークやドクターペッパーなどの飲み物も用意しているとのこと。

プレートメニュー。メインは「サーモンのワイン蒸しホワイトソース」

「野菜たっぷりのドライカレー」

「函館焼き味噌ラーメン」

焼き立てパンコーナー

海外のスーパーのような一角

カフェラテにはチョコボやドラキー、インベーダーゲームなどのアートがあしらっており、さすがスクウェアエニックス…と感心しているところへ、「ところでみなさん、音楽にお気づきですか?」と弓削さん。そう、ラウンジ内には実際にゲームで使われている音楽が流れていた。RPGな気分になっていたのはこのためだったのかも…。

上段右からモーモン、チョコボ、サボテンダ―。中段右からインベーダー、ドラキー。下段モーグリ

ハロウィンの特別シュークリーム! カフェラテと一緒にいただいた

弓削さん「実はこれ、まだ発売前のゲームのものなんです。週に2回、ラウンジにゲーム音楽を流す日を設定しています。やっぱり、自分の会社のつくっているものを好きになってもらいたいですから」

その言葉の通り、ラウンジ内には同社が手掛けるゲームのレアグッズがたくさん。なんと、ゲームで遊べるスペースまである! 楽しい雰囲気の中で、打ち合わせをしている方々もいた。

お宝たくさん!? グッズコーナー

家よりも居心地がよさそうなゲームコーナー

また打ち合わせといえば、驚いたのが同社の会議室。スライムの部屋、チョコボの部屋、鋼の錬金術師の部屋など、それぞれの部屋にテーマのキャラクターがいて、とてもかわいらしい内装になっているのだ。この壁紙、欲しいと言うファンの方も現れそう。

スライムの会議室。ハンガーのところにまでマスコットが

壁紙はさりげなくスライムがちりばめられていておしゃれ

チョコボの会議室。視線を感じる

足跡になっているかわいらしい壁紙

内装、メニュー、設備、店員さん、音楽など、すべてに驚きと「来ている人を楽しませたい」という思いがつまったスクウェア・エニックスの社員食堂。さすが、社内にむけてもエンターテイメント精神を忘れない場所になっていた。