虎屋は25日から12月16日まで、東京都港区の「とらや東京ミッドタウン店ギャラリー」で開催する企画展「甘いねこ展」にて、猫を題材にした和菓子を数量限定で販売する。
歴史的にも珍しいねこをモチーフにした和菓子
猫と日本人は、奈良時代には既に親しく暮らしていたという記録があるという。同社の約480年の歴史の中で、猫をモチーフにした和菓子が作られることはほとんどなかったが、同企画展では、パートナーの「ilove.cat」デザインをもとに、「ねこ」をイメージした和菓子を新たに考案した。
生菓子の外良製「すませば」は、白餡を外良製の生地で包み、紅で色づけをした。小さな音も聞き逃さないよう耳をすます、猫の姿が想像できる仕上がりとした。販売期間は25日から11月4日。価格は473円。
竹皮包の特製羊羹「にけ」は、黒と白の二毛柄の猫を、煉羊羹と道明寺で表した。販売期間は25日から12月16日まで。価格は3,623円。
生菓子のきんとん製「うたたね」は、ひだまりの中、まるまってうたたねをする三毛猫を、白、茶、橙の3色のそぼろで表現。11月5日から12月16日までの販売。価格は473円となる。
同企画展では、伝統工芸として受け継がれてきた郷土人形のモチーフとして登場する猫を集めた「ねこと郷土人形」。日本人が書物の中で描いてきた猫の姿を、4つのテーマに基づいて紹介する「日本人が描いてきたねこ」。猫の和菓子を制作するにあたり生まれたアイディア、デザイン案を壁一面で紹介する「ねこの和菓子のデザイン案」が展示される。
会場は、東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア地下1階。時間は、11時から21時までとなる。
(C)ilove.cat