楽天は、同社が運営する口コミ就職情報サイト「みんなの就職活動日記」の掲示版で、みん就ユーザーから今年の就職活動について詠んだ「就活川柳2013」を募集。最優秀作品と、優秀作品、佳作計10首を発表した。応募総数は295首、期間は6月11日~25日。
就活にまつわる"心の丈"を吐き出した川柳がでそろう
最優秀作品(大賞)には、「就活で 父の偉大さ 思い知る」(ぽわさん)が選ばれた。作者はこの川柳について、「就活で色んなつらい経験をして、働くってこんなに大変なんだと思い知りました。そんな中で何十年も働いて、大学にまで行かせてくれる父は本当にすごいんだなあと実感。お父さん、もうクサイなんていいません。いつもありがとう」というコメントを寄せている。
また、優秀作品には、なかなか選考結果がこないときの気持ちをうたった「ねぇなんで!? 連絡するって 言ったじゃない!?」(あきあかさん)と、私服で参加したもののスーツが大半だったときの不安を詠んだ「『私服も可』 信じた結果 みなスーツ」(ていらさん)が選ばれた。
そのほか佳作として、「ゆとり世代 誰が言ったか 知らないが ゆとりをくれよと 願う僕」(A.Kさん)、「面接官 頑張ってねと 微笑んだ 通過したのか 別れの言葉か」(かなちゅんさん)、「自己分析 やればやるほど 自己嫌悪」(森さん)、「非通知が ついに鳴ったよ 悲痛散る」(NNさん)など7首が選ばれている。
今年は「減るものは 持ち駒よりも バッテリー 瀕死間際の 身体とスマホ」や「道迷い Googleマップに 八つ当たり」などスマートフォンにまつわる句のほか、エントリーした企業から選考結果の連絡が来ない"サイレント"など、就活生の中では浸透している皮肉めいた共通語が多数詠まれた。
また、ゆとり世代と言われていても就活では「ゆとりがない」現状や、ゆとり世代だからといって仕事ができないと思われたくない気持ちを表現した句もみられたとのこと。