「恋人いない歴=年齢」の人は何から始めたらいいの?

「恋人いない歴=年齢」という男女が世間には意外と多いという事実をご存知でしょうか。ある大手婚活サイトのアンケートでも、「いない歴=年齢が自分だけではなくて安心した」というコメントが寄せられていました。このコラムを読んでいる人の中にも、当てはまる人がいるのでは? では、該当する男女が恋を始めるためには、まず何をすればいいのでしょうか。

■自分を否定しない&意気込みすぎない
恋人いない歴=年齢は、恋愛脱落者ではありません。単に、異性との接点が少ない環境で学生時代と社会人生活を送ってきた人や、恋愛対象となる異性に出会えなかった人も大勢います。

ですから、「ずっと恋人がいない自分はどこか欠けているのかもしれない」と、自分を否定する必要はないのです。そうやって自分を否定するよりも、「これからきっと恋をするだろう」と、楽観的かつ前向きになったほうが、表情や雰囲気が明るくなります。ジメッとした後ろ向きな雰囲気や考え方を持つ人よりも、明るく楽しそうな雰囲気や考えを持つ人に人は惹かれますから、まず心持ちから変えていきましょう。

年齢の年数分だけ恋人がいないと伝えると、その事実に引いたり辛口なコメントをしたりする人もいます。ですが、そういった人たちはアナタの人生に責任を持ってくれるわけではありません。他人が傷つくことを平然とできる気配りのできない人ですから、スルーしましょう。

ただし、「恋しなくちゃ!」と意気込みすぎるのも禁物。ある著名人に取材をした時、「自分の実力を最も発揮できたのは、緊張していない場面だった」と語っていました。意気込みは緊張感を引き寄せますから、肩の力を抜いてリラックスする程度が、心の準備としては適切です。

■異性に好かれそうな外見に整える
という条件を挙げると、「無理に自分を作りたくない」と思う人もいるかもしれません。ですが、恋愛経験がある男女の大半が、この過程を通過してきているのです。最近の若い女性のつけまつ毛バッチリのドール風メイクも、元をたどれば自分をよりかわいらしく見せて異性にモテたいから。

そこまで過剰に自分を"盛る"必要はありませんが、異性に好かれそうな外見に整えるという点では、「恋人いない歴=年齢」の男女の中には、恋愛経験がある人より出遅れている人も見受けられます。練習がてら、憧れの同性を見つけてファッションやメイクのマネをしてみてはいかがでしょうか。

■信用できる同性の友人に"ご飯会"のセッティングを頼む
今まで恋人がいなかった人が合コンや紹介の場に行って恋人を作ろうとするのは、「練習なくして本番に挑む」のと同様の行為。意気込みすぎて本来の自分を出せなくなる可能性が高くなるので、あくまでも異性の友人を交えたご飯会で、異性と接する機会を増やしていきましょう。暑い季節ならBBQもアリです。

自身の年齢を考えると焦る、という人もいるかもしれませんが、「急がば回れ」ですよ。

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。