滋賀県立近代美術館は9月1日まで、企画展「佐々木マキ見本帖」を開催している。
多彩に活動する佐々木マキの、約40年にわたる画業を一堂に紹介
同展は、マンガ・イラストレーション・絵本と様々なジャンルを自在に横断しながら活動する佐々木マキの、約40年にわたる画業を一堂に紹介するもの。
神戸市出身の佐々木マキ(1946~)は、1966年に雑誌「ガロ」にてマンガ家デビュー。1973年『やっぱりおおかみ』で絵本作家としての活動を開始し、その後『ぼくがとぶ』(1975年)、『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』(1978年)、『ねむいねむいねずみ』(1979年)、『おばけがぞろぞろ』(1988年)といった人気絵本を次々と発表しているマンガ家・イラストレーター・絵本作家。
60年代から70年代にかけて「ガロ」「朝日ジャーナル」に発表された実験的なマンガの原稿から、多くの名作本に彩りを添えたイラストレーション、子供から大人まで幅広い層に支持されている人気絵本の原画まで、約200点を展示する。また、作者のアトリエを紹介するショート・フィルムも上映、独特の魅力を放つ佐々木マキ作品誕生の裏側に迫る内容となっている。
会期は、7月6日~9月1日。会場は、滋賀県立近代美術館(滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1)。休館日は、毎週月曜日。ただし7月15日は開館、翌16日は休館。観覧料は、一般950円、高大生650円、小中生450円。
また、7月27日 14時~15時30分には、スペシャル対談「佐々木マキの作品世界」を実施する。講師は、佐々木マキ氏、穂積保氏(こどもの本WAVE代表)。定員150名。参加費無料で、往復ハガキによる事前申し込み(7月16日必着)が必要。その他、詳細は同館Webページを参照のこと。