企業人として重要な「5つの意識」の経年変化を分析

研修・コンサルティング業務を行うジェックはこのほど、「新入社員 『企業人としての意識』調査」を実施、結果を発表した。

同調査は3月~5月、同社主催「新入社員基本能力体得コース」および同社が担当した各社新入社員研修の受講生約1,900名に対し、研修内において実施。同社が考える"企業人としてもつべき考え方・意識"の傾向を調査した。設問数は50問で、結果を「5つの意識」に分類し、各25点満点とした。回答はマークシート形式。

企業人として重要な 「5つの意識」は、「職業人の意識」「自己実現の意識」「貢献・報酬の意識」「組織活動の意識」「人間関係の意識」となる。

シングル・ループ学習の「修正力」の高さが際立っている

今年度の新入社員の傾向を振り返ると、昨年同様「素直でまじめ。学習能力が高く、親和欲求が強い」「平均化傾向、失敗を恐れる傾向がさらに強くなっている」ことは変わっていない。就職活動が厳しく、"やりたいことがあっての入社"ではなく"とりあえず入社"の傾向があり、その結果、早く会社から求められる姿になるための「修正力」が高まったと考えられるという。

人間関係への意識が向上している

昨年は「空気を読む」「平均化傾向が強まっている」という傾向が見られたが、さらに突出しないようにする傾向が高まり、「正しいことでも他人から悪く思われるようなことには手を出さない方がよい」と考える回答が増加傾向になっている。

また、誤りを素直に認めなかったり、あるいは誤りそのものを正当化しようとしたりする傾向も見られた。その他、詳細は同社インフォメーションページで確認できる。