「キラキラ号」の名称で高速ツアーバスを主催しているロータリーエアーサービスはこのほど、現行の高速ツアーバスを順次高速乗合バスへ移行すると発表した。
高速ツアーバスは、旅行業者がバス事業者と貸切運送契約を結び、利用者を乗車させるもの。価格の安さから一時期人気を集めたが、旅行業者に安全上の責任がなく、2012年4月に起きた関越自動車道での高速バス事故を受けて制度の問題点が浮上。国土交通省は、従来の高速ツアーバスを廃止し、新制度による高速乗合バスへ移行させる方針を発表していた。
東京地区と神奈川、秋田、山形、宮城、愛知、大阪を結ぶ定期便については、すでに8月1日分より高速乗合バスのチケットを発売中。群馬、長野、新潟、青森、岩手、三重、静岡、富山、石川、福井、兵庫、京都、岡山、鳥取、島根への便も随時高速乗合バス化を予定している。なお、高速乗合バス化にともない、販売・運行は完全子会社の旅バスが行う。