映画『サンゴレンジャー』の初日舞台あいさつが15日、東京・渋谷HUMAXシネマで行われ、キャストで劇団EXILEメンバーの青柳翔、田中圭、佐々木希と中前勇児監督が出席した。

映画『サンゴレンジャー』の初日舞台あいさつに立った青柳翔(左)と佐々木希

全国公開中の同作は、さかいたまきの同名小説(朝日新聞出版刊)を実写化した、沖縄県の石垣島を舞台に繰り広げられる青春エンターテインメント作品。島のサンゴを破壊する大規模な橋の建設計画が持ち上がり、環境省から自然保護官として赴任した矢島(青柳)が、サンゴを守ろうと島全体を巻き込んだ大騒動を巻き起こす――というストーリーで、熱血漢の矢島に惹かれていく同僚・岸谷を田中、島の小学校教師・リサを佐々木が演じている。

「矢島ほどピュアじゃ無いけど、はっちゃける部分は似てると思います」と役どころを振り返った青柳は、「僕自身が環境問題に対する意識が薄れていた。この撮影をきっかけに思い出したので、みなさんが環境について考えるきっかけになれば」と真剣な眼差しでアピール。原作を読んだと言う田中は「岸谷のキャラクターについて『僕はこう思う』と、監督と話し合ってから撮影しました」と明かすと、中前監督は「僕と合わなかったんですよ」と苦笑いしつつ、「撮影日数もお金も天気もそんなに恵まれてない環境だったけど、それでも良い作品が出来た。キャストやスタッフがよく頑張ってくれました」と関係者をねぎらった。

また、ヒロインを演じた佐々木は「先生役は初めてだったので、子どもたちに会うまでは緊張してました」と撮影前の心境を語り、「初日に子どもたちが『リサ先生~!』って駆け寄って来てくれてすごくホッとしました。休憩時間は一緒にゲームをしたりおしゃべりをして楽しかったです」と教師役を無事に演じきって安堵の表情。そんな佐々木の印象を聞かれ「人魚なんじゃないかな?」(青柳)、「人魚じゃないの?」(田中)とニヤける2人に対し、熱血漢の矢島と冷静沈着の岸谷のどっちがタイプ? と聞かれた佐々木は、「矢島は熱すぎて置いていかれそう。冷静に突っ込んでくれる岸谷の方が良いかな?」とはにかみながら答えると、矢島を演じた青柳は「いや~そうですか……」とガッカリしていた。