意外といない! 好きな特定の「ゆるキャラ」

トレンド総研はこのほど、「ゆるキャラ」と「キモカワキャラ」についての意識調査の結果を明らかにした。

同調査は5月16日から20日にかけて、20代から30代の男女500名を対象に、インターネット調査で実施した。なお、「ゆるキャラ」は「緊張感が無く、のんびりとした雰囲気を漂わせているご当地の着ぐるみキャラクター」と、「キモカワキャラ」は「一見、気持ち悪いと感じる表情やバランス、作りをしているがかわいらしさを感じてしまうキャラクター」と定義した。

世間の意識もつかみ所がない

「特定の好きな"ゆるキャラ"がいるか?」と聞いたところ、43.2%の人が「いる」と答えた。「ゆるキャラ」が好きな人でも、特定の好きな「ゆるキャラ」がいるという人は半数にも満たないということがわかった。

「キモカワキャラ」を知っているという人に「"キモカワキャラ"という言葉をこの1年で聞くことが多くなったと思うか?」と聞いたところ、38.1%が「多くなった」と回答し、「キモカワキャラ」を見聞きする機会が増えてきていることがうかがえる結果となった。

「キモカワキャラ」について聞く機会が急増中

「キモカワキャラ」人気の背景を専門家が分析

「キモカワキャラ」が人気となる背景について、キャラクターコンサルタントの犬山秋彦氏は、「日本人には"デロリ"という、独特の生々しさや血なまぐささ、不気味さ、に関して美意識を持った概念が存在する」としている。また、「時代性との関係もあり、メディアで推されているものに対して大勢の人が疑いを持った目を持ち始めるから、特に不景気の時に受け入れられることが多く、SNSや動画投稿サイトなどのネット上で論争や話題が起きることがきっかけとしてある」と分析している。

注目・話題の「キモカワキャラ」。Amebaの「ミルチョ」(左)、武蔵の国の妖精「にしこくん」(中)、おさわり探偵なめこ栽培キットの「なめこ」(右)