リスクモンスターは5月1日、第1回「世界に誇れる日本企業」アンケート調査の結果を発表した。同調査は、2013年2月25日~27日の期間にインターネット上で行われ、20~59歳の有識者男女および60~69歳の男女計1,000名から有効回答を得た。

その結果、「世界に誇れる日本企業」アンケートのランキング1位には「トヨタ自動車」(回答率58.0%)が選出。以下、2位「ソニー」(同43.2%)、3位「本田技研工業(ホンダ)」(同39.5%)、4位「パナソニック」(同35.6%)、5位「日産自動車」(同33.5%)、6位「キヤノン」(同32.0%)、7位「東芝」(同28.9%)、8位「ブリヂストン」(同28.1%)、9位「任天堂」(同27.8%)、10位「日立製作所」(同27.0%)の順となった。

トップ20のランキングを業種別に見ると、自動車製造業3社(トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車)、電気機械・器具製造業8社(ソニー、パナソニック、キヤノン、東芝、日立製作所、富士通、シャープ、ニコン)、化学工業2社(富士フイルム、資生堂)、その他製造業5社(ブリヂストン、任天堂、TOTO、味の素、三菱重工、ヤマハ)と、製造業が19社を占めた。リスクモンスターは「日本の製造業が有する高品質・技術力に対する信頼性が表れた結果」と分析している。

一方、製造業以外ではサービス業の「ヤマト運輸」が唯一15位(回答率21.2%)にランクイン。これは、宅配事業を社会インフラとして根付かせたサービスレベルの高さが評価されたと考えられる。

第1回「世界に誇れる日本企業」ランキングベスト20

各企業を選んだ理由を自由回答で尋ねたところ、「技術力」「開発力」「世界シェア」を挙げたものが多数寄せられた。また、その裏付けとしての「海外での実績」を評価した意見も目立ったほか、特に自動車や電気機器、精密機器に関しては、日本の得意分野であるとの認識を持つ人が多かったという。

「世界に誇れる日本企業」に重視するイメージについては、「技術力」が最も多く62.6%。次いで、「製品・商品の品質」が52.5%、「世界シェア」が35.4%、「安定性」が30.8%、「誠実さ」と「独創性」が同ポイントの28.7%となった。