フォルクスワーゲン、「シロッコ」の2ドアスポーティクーペを発売

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、2ドアスポーティクーペ「シロッコ R ライン ディナミッシュ」を発売した。エアロパーツや18インチアルミに加えて、ダイナミックな走りを実現する「DCC(アダプティブ シャシー コントロール)」を標準装備する。

車名にもなった「ディナミッシュ」は、英語の「ダイナミック」と同意のドイツ語で、同モデルではその名にふさわしいスポーティな装備が採用された。エクステリアはこれまでのRライン同様、専用フロント&リヤバンパー、リヤスポイラー、サイドスカート、フォグランプ、18インチアルミホイールを装備。インテリアにもRライン専用のファブリックスポーツシートやステアリングホイールを採用する。

今回追加された装備は4つあり、中でもハイライトとなるのはアダプティブシャシーコントロール「DCC」。ダンパーの減衰力と電動パワーステアリングの特性を瞬時にコントロールすることで、走りの質感を変化させる。走行状況に応じて「ノーマル」「スポーツ」「コンフォート」の3つのモードをスイッチひとつで選択できる。

もうひとつの電子デバイスである電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」は、高速コーナリング時に駆動輪内側の負荷不足を検知し、ブレーキを制御して内輪の空転を抑制する。トラクションを確保し、アンダーステアを軽減させられる。その他、最新の純正ナビゲーションシステム「712SDCW」やフルカラーマルチファンクションインジケーターも標準装備として追加された。価格はRラインの26万円高にとどまる405万円。