日本に「マクドナルド」や「モスバーガー」、「ロッテリア」などの様々なファストフード店があるように、香港でもファストフードチェーンが展開されている。中には、なかなか個性的なメニューを販売している店もあり、興味深い。今回は、香港の個性派ファストフードメニューを紹介しよう。
強引にチキントッピングのケンタッキー
まずは「ケンタッキー・フライド・チキン」。「えっ?? 」と思ったそのメニューは、 「Tomato Shell Pasta with Flava Roast Chicken combo」(ドリンク付き25.6香港ドル・約300円)。シェルパスタ入りのトマトスープ。と、ここまでは普通なのだが、その上にはどでかいチキンがでーんとのっている。「何でもチキンをのせればいいってもんじゃ……」とも思いながらも一口食べてみると、トマトスープにチキンの旨みが溶け込み、結構イケる。こちら、朝食メニューなので朝からヘビーなのだが、ドリンク付きで約300円と考えるとなかなかにコストパフォーマンスのいいメニューと言えよう。
香港の「ケンタッキー・フライド・チキン」 |
チキンがどーんとのっており、ボリューム満点の 「Tomato Shell Pasta with Flava Roast Chicken combo」(ドリンク付き25.6香港ドル・約300円) |
"全部入り"感ある朝マック
次はマクドナルド。こちらも朝食メニューが衝撃的で、なかでも「ソーセージエッグ・ツイストパスタ」(セット26.5香港ドル 約310円、単品19.6香港ドル 約230円)にはその荒業っぷりに心を奪われた。
トンコツ風味のスープにショートパスタが入っていて、玉ネギやトマト、ニンジン、グリーンピース、コーンが具材としてプラスされている。さらに……日本のマクドナルドの朝メニューにもあるソーセージパティと玉子を投入! 「とりあえず、あるもの全部使ってみました」的な"全部入り"感が逆に潔い。
巨大ピクルスが決め手
最後はカナダ発のバーガーチェーン「Triple O's(トリプルオーズ)」。この名前を知らない人は多いと思う。なぜなら日本未上陸だから。香港では6店舗を展開中なのだが、ここのハンバーガーの特徴がビッグサイズのピクルス。
しかも、具材と共にバンズでサンドされているのではなく、バンズの上に長さ10cmはあろうかというなが~いピクルスがのせられているのだ。「オリジナルバーガー」(単品45香港ドル・約530円、コンボ68香港ドル・約800円)は、ビーフパティやトマト、レタスなどがサンドされたオーソドックスなハンバーガーだが、ピクルスがアクセントとなり、食べ飽きない! 何個でもイケそうだ。
香港で中華料理はもちろん外せないが、1食や2食くらい、ファストフードを楽しんでみてもいいんじゃないだろうか。そんな風に思える個性的なメニューの数々だった。