電動バイクの開発・製造・販売を行うテラモーターズはこのほど、新興国で市場が急伸するEV3輪タクシーの量産を決定し、製品発表・試乗会を開催した。

テラモーターズ製EV3輪タクシー

フィリピンでは現在、350万台の3輪タクシーが走行しており、公共交通機関の75%を占めているという。しかし、3輪タクシーなどの排ガスが大気汚染の大きな要因となっており、フィリピン政府は2016年までに3輪タクシー10万台を電動化することを決定。テラモーターズは製造業者選定の入札に参加している。

同社では、現地でEV3輪を製造することで長期的な雇用を創出し、人材育成や産業創出に貢献するとしている。製品発表・試乗会で公開されたEV3輪タクシーのスペックは、7KWモーターと48V60Aのリチウム電池を搭載し、2時間の充電で走行距離50km、最高速度50km。乗車人数はドライバーを含めて6名、積載量は300kgとなっている。