教育事業を展開するイー・エフ・エデュケーション・ファーストの日本法人、イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパンは、2月21日、「英語教育シンポジウム-今、日本の英語教育に必要なこと-世界で闘える日本人の育成に向けて」を開催。第2回「EF英語能力指数(EF EPI)」の調査・分析結果を日本で初めて発表した。
日本のEF EPIスコア、平均スコア58.58点を下回る
「EF英語能力指数(EF EPI)」は2009年から2011年までの間、世界54の国と地域の成人170万人の英語能力を測定し、数値化したもの。
同調査によると、日本のEF EPIスコアは55.14点。経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均スコア58.58点を下回り、調査を行った54カ国中第22位だった。
アジア諸国では、シンガポール、マレーシアがそれぞれ12位、13位と最もスコアが高く、韓国は21位、香港は25位、中国は36位となっている。
関東は関西より高いスコアを記録
日本国内の調査結果を見ても、地域、性別、年齢によってレベルの差が生じた。東京ではビジネスで英語を使う機会が多いためか、スコアは他の地域を上回り、関東は関西より高いスコアを記録。年齢別スコアを見ると、18歳から25歳までの若年層が一番高く、中、高年の順に徐々に下がっていく傾向が見られた。
この結果はいったん学校教育から離れると、さらなる学習を通して自分の英語のスキルを上げていくことが困難だということを示しており、英語力が30代前半から着実に上昇している中国の動向と対照的になっているとのこと。
調査結果の詳細は、同社公式ホームページでみることができる。