回転するとシャープペンシルとボールペンとして使える

セーラー万年筆は2月23日に、日本ユースホステル協会が所有する震災の復興シンボル「奇跡の一本松」をデザインした複合筆記具を発売する。

復興のシンボル「奇跡の一本松」

岩手県の陸前高田市にあった高田松原は、約7万本ものクロマツやアカマツが連なる景勝地だったが、2011年の震災でほぼ壊滅。そんな中、たった1本残った松は「奇跡の一本松」と呼ばれ、復興のシンボルともなった。

このほど発売する複合筆記具「奇跡の一本松」にはその1本松と、松の所有者である陸前高田ユースホステル(日本ユースホステル協会)の建物をデザイン。細かな手作業で表現する「蒔絵(まきえ)」独特の色彩を、現代の印刷技術で再現した「優美蒔絵シリーズ」で、奇跡の一本松が描かれている。

キャップ部分の図柄

ボディ部分の図柄

また、図柄のベースに印刷を施し、ポイントとなる部分には金粉・銀粉などを一つひとつ手作業で蒔(ま)いている。この製品の収益の一部は日本ユースホステル協会を通じ、陸前高田市復興支援のための基金に充当される。

「優美蒔絵複合筆記具 奇跡の一本松」は価格3,675円。全国のセーラー万年筆取り扱い文具店・雑貨店および百貨店で発売する。