「(純粋な仮定として!)今すぐ死ななければならないとしたら? A.自分 B.夫」

講談社が発行する女性誌『Grazia』ではこのほど、子どもをもつ専業主婦とワーキングマザーを対象に行った、家庭・子ども・仕事・自分についての"究極の二択"アンケート調査の結果を発表した。調査期間は1月25日~1月30日、調査対象は子どもを有する35~44歳の専業主婦300名および子どもを有する35~44歳のワーキングマザー(雇用形態を問わずフルタイムワークに就いている人)300名の計600名。

「(純粋な仮定として!)今すぐ死ななければならないとしたら? A.自分 B.夫」と尋ねたところ、ワーキングマザー、専業主婦そろって多数派は「A.自分」だった。「A.自分」を選択した人の割合が専業主婦に比べてワーキングマザーは8%多かったが、この傾向の背景としては、自分で収入を得ていることで、仮に自分が残されても生活していける意識が強いということが推察されるという。

「離婚を考えたことがある」は過半数

「これまでに離婚を考えたことは? A.ある B.ない」

「これまでに離婚を考えたことは? A.ある B.ない」という質問に対しては、ともに「A.ある」が過半数を占めた。「A.ある」を選んだ人の割合は、ワーキングマザーの方が5%ほど多いが、自身の収入の有無が影響しているのではないかと調査では推測している。

離婚を考えた状況として圧倒的に多かったのは、「夫婦ゲンカの最中もしくは後」と「家事・子育てに非協力的な態度をとられたとき」の2つだった。一部には「(離婚したいと)いつも思ってます」「まさに今」というシリアスな回答も見られたという。

生まれ変われるとしたら、ワーキングマザー? 専業主婦?

「生まれ変われるとしたら? A.専業主婦 B.ワーキングマザー」

生まれ変われるとしたら専業主婦かワーキングマザー、どちらを選ぶかという質問では、現在ワーキングマザーで生まれ変わってもワーキングマザーがいいという人の割合が63%と高かった。

「B.ワーキングマザー」を選んだ理由としては、現在ワーキングマザーの人からは「今ワーキングマザーだから、またやりたい」という力強い声が多数。また、「家にじっとしているなんて自分には無理」といった、仕事が自己解放の場になっているという本音ものぞいた。

ワーキングマザーを選んだ専業主婦にも、「違う人生を生きてみたい」「今すぐにでも転身したい!」との声があり、機会にさえ恵まれればワーキングマザーに転じる可能性も秘めているようだという。

「素敵だと思うのは? A.20代の自分 B.最近の自分」

すてきだと思うのは今の自分か、それとも最近の自分かという質問では、「最近の自分」と答えたのは専業主婦では38.3%だったのに対し、ワーキングマザーは54.3%だった。

「なんだかんだで今のほうが楽しい」という声に代表されるように、ワーキングマザーの自己充実感は「あの頃」ではなく「今」にあるということことが具体的な数字であらわれる結果に。妻として母として女性として、さまざまな経験を積んだ今だからこそ、「私」の価値に自信が持てる。そんなワーキングマザーの実像が垣間見えると調査では分析している。

調査結果詳細はGrazia公式ウェブサイト「Grazia on Woman excite」で公開している。