JR東日本はこのほど、シンガポールに事務所を開設すると発表した。アジアにおける海外拠点として4名が配置される予定で、アジア地域の鉄道・生活サービス事業に関する情報収集、市場調査、広報活動などの業務を担当する。
同社は2012年10月に策定したグループ経営構想の中で、グローバル化をはじめとする「新たな事業領域への挑戦」を掲げ、海外事務所の開設を通して海外鉄道プロジェクトへの参画をめざしている。
昨年11月にヨーロッパの拠点として、ベルギー・ブリュッセルに海外事務所を開設。2月1日付で現地での支店登記を済ませた。ベルギー事務所では5名が業務を行い、鉄道事業に関する情報収集、市場調査、広報活動、資材取引先の開拓などを担当している。シンガポール事務所はこれに続くもので、3月15日に開設され、アジアの拠点となる予定だ。