コロンブスはこのほど、太陽光の中に含まれる赤外線の熱エネルギーを吸収し、靴表面と内部を温める効果のある液体靴クリーム「ウォームエフェクトリキッド」を発売した。
コロンブスでは足もとからの防寒に着目し、靴の温度を上げる効果のある同商品を販売。開発にあたっては、太陽光の主要素であり、物質に当たると熱エネルギーに変化する「赤外線」に着目した。同商品の成分に赤外線を吸収する「吸熱顔料」を配合することで、太陽光を浴びたときの靴表面の温度を上昇させ、靴の内部を温めるしくみだ。
屋外で太陽光を浴びる実験では、気温13度の場合、靴内温度は平均で約2度上昇することが確認できた。赤外線ランプを照射した実験では、室内が10度の場合、平均で4.3度、最高で5.5度の表面温度の上昇が認められた。
同商品は靴クリームとしてのツヤ出し・保革効果もあわせ持つため、通常の手入れの際に使用するだけで、寒さ対策も同時に行うことができるという。全国のデパート・靴専門店・量販店などで販売中。価格は1,050円。