株式会社セレスが運営するモッピーラボでは、5月9日~10日に自社アンケートモニターにてモバイルリサーチ「“おひとり様”に関する調査」を実施した。携帯電話のみで調査を行い、調査対象は全国20~49歳の未婚女性。有効回答数は900サンプル。
意外な「おひとり様」出没場所。マンガ喫茶にはダントツで30代女性が
ひとりで入ったことのあるお店・娯楽については、「ひとつもない」と答えた人が全体の13.6%にとどまり、86.4%が「おひとり様」経験ありと回答。年代で比較すると、映画での「おひとり様」経験があるのは、40代(50.0%)、30代(42.0%)、20代(33.0%)。ラーメン屋に関しても同様で、年を重ねるにつれ一人で足を運ぶようになることから、まだ「おひとり様」デビューしていない女性たちも、時が来れば映画館・ラーメン屋に進出の可能性をうかがうことができる。
一方、カラオケで「おひとり様」経験があると答えたのは20代(26.7%)、30代(18.0%)、40代(12.0%)であり、若年層の方がひとりで歌を楽しむ傾向にある。
30代(44.7%)、20代(29.3%)、40代(21.7%)と、中間層の30代が抜きんでて多く出没する場所が「マンガ喫茶」。ドリンクバーや軽食・シャワーなどが完備された店舗が多く、店によってはネイルサービスがあったりと、女性にとってうれしい工夫が多様化していることも、マンガ喫茶に「おひとり様」が進出している理由と言えるかもしれない。
強がり? 「ひとりが好き」恋人の有無で差が
「“おひとり様"をしたきっかけ」は、全体の半約数52.4%が「ごく自然に」と答えた。次いで多かったのが「ひとりが好きだから」(19.8%)であり、恋人の有無で比較すると「恋人あり」(13.9%)、「恋人なし」(23.9%)と若干の差が見受けられた。「ひとりで過ごす際の気持ち」の設問では、全体の56.4%が「誰にも気を遣わなくて楽」と答え、次いで多かったのが「特に気にしたことがない」(17.5%)という結果となった。
デート効果? 牛丼屋「おひとり様」は「恋人あり」が多い
「ひとりで入ったことのあるお店・娯楽」についての回答を、恋人の有無で比較すると、映画での「おひとり様」経験があるのは、「恋人なし」(45.0%)、「恋人あり」(35.9%)となった。恋人のデートの定番とも言える「映画」の場合、デートの相手がいない女性は、おのずとひとりで行くことになるのかもしれない。
反対に、恋人ありの人が恋人なしの人より多く「おひとり様」経験をしているのが「牛丼屋」で、「恋人あり」(32.2%)、「恋人なし」(22.2%)という結果に。同社では、「恋人ありの人は彼氏と一緒に牛丼屋に行く機会があり、比較的に抵抗なくカウンターに座れるのかもしれない」と分析している。
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