絶対にアニメ化できないマンガと語り継がれていた『アシュラ』。大ヒットアニメ『TIGER&BUNNY』のさとうけいいち監督により映画化されることが決定していたが、その主題歌を担当するのは個性派シンガー・ソングライターとして、今最も注目されている大型新人「小南泰葉」。
原作は1970年代、少年マガジン(講談社)にて連載され、有害図書として糾弾された日本コミック史上最大の問題作。その異色作をハイブリッド・アニメーションを駆使して、独特の世界観を表現、今まで誰も観たことがないようなアクションアニメとして9月にスクリーンに登場する予定だ。なお声の出演には、野沢雅子や北大路欣也を始めとした、声優界と俳優界の大御所が名を連ねている。
そんな『アシュラ』の主題歌を担当する小南泰葉は、10代より音楽活動をはじめ、その奇才を潜ませながらも、挫折、蒸発、引きこもりなどにより、音楽活動を中断。しかし、2008年「自分が生きるため」に音楽活動を再開。その成熟されたアーティスト性は、唯一無二の世界観を作り上げており、その才能に惹かれた映画製作側が主題歌を打診し今回の主題歌担当が実現した。
なお小南泰葉は5月23日に『嘘憑キズム』(EMIミュージック・ジャパン)によりメジャーデビューをはたす。
【映画概要】
応仁の乱世に僧となり、絶望の淵にいる人々を安寧へと導いた高僧アシュラの少年時代を描く感動アクションアニメ。
15世紀中期、相次ぐ洪水、旱魃、飢饉で荒野と化した京都。この地に産み落とされたアシュラは、ケダモノとして生き抜いてきた。そして一人の少女・若狭のやさしさと愛、そして法師の教えに触れ、アシュラは次第に人間性を備えていく。しかし、それは苦しみと悲しみの始まりであった。天災と貧困と戦乱はやまず、人々は人間性を失っていく。ついには若狭さえも……。果たしてアシュラはどうなるのか……?
監督/さとうけいいち
声の出演/野沢雅子 林原めぐみ 玄田哲章 平田広明 北大路欣也
原作/ジョージ秋山「アシュラ」(幻冬舎文庫刊)
公式サイト/http://asura_movie.com
2012年9月29日(土)公開
(C)ジョージ秋山/アシュラ製作委員会
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