ノエビアグループの常盤薬品工業株式会社は、大豆イソフラボンの美白作用とそのメカニズムを明らかにしたと21日発表した。詳しい研究結果は、22日~26日に行われる日本農芸化学会にて発表される。
今回の研究で、大豆イソフラボンに含まれる「ゲニステイン」という成分が、メラニン生成促進酵素の1つである「DCT」を抑制することがわかった。DCTは、チロシナーゼと並び重要とされているメラニン生成促進酵素で、チロシナーゼを抑制する成分を配合した美白スキンケア化粧品は既に数多く発売されている。
これらに加えてDCTを抑制する素材としてのゲニステインを化粧品に配合すれば、従来のスキンケア化粧品よりも高い美白効果が期待できるのではないかと期待が高まっている。
同研究においては三次元皮膚モデルと呼ばれる、ヒトの皮膚に構造が類似した人工の皮膚モデルを用いた実験が行われ、遺伝子解析からその美白作用のメカニズムを明らかにしたという。
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