国土交通省は2日、首都高速の対距離制への移行について発表した。

これまでの料金圏のある均一料金制(東京線: 700円、神奈川線: 600円、埼玉線: 400円)から、料金圏のない対距離制(500~900円)へ移行となる。対距離制への移行日は2012年1月1日0時としている。この移行により、例えば新宿 - みなとみらい(41.1km)は現行が平日1,300円、休日1,040円だが、新料金で900円となる。三郷 - 新宿(31.4km)は、現行が平日700円、休日560円だが、新料金では900円となる(なお、現行料金は平日が昼間の割引なしで算出、休日は休日割引の2割引で算出)。

2012年1月1日0時より、対距離制へと移行する

出口料金所がないため入口で上限料金を支払うことになる現金車への対策としては、ETC車載器の購入支援等を実施。1都3県のカー用品店やカーディーラー店、大黒PAなどの特設会場における車載器購入者への5,000円を補助(11月3日~1月末まで先着8万台)などを予定。さらに、首都圏の利用しやすい新たな料金体系について、国と地方の検討会において、引き続き検討するとしている。地方からの意見を踏まえた当面の割引としては、埼玉線内々利用割引(内々利用で100円割引)、中央環状線迂回利用割引(中央環状線を経由する利用で100円割引)などを2013年度までで実施する。