日本損害保険協会はこのほど、「損害保険業界に対する消費者の意識調査」の結果を公表した。
同協会は、損害保険業界に対する消費者の意識などを把握し、各社の業務品質やサービス向上などにつなげることを目的として、毎年意識調査を実施し、その結果を公表している。今年は、5月27日~31日の期間にインターネット上で行われ、20歳以上の男女(学生除く)3,200名から有効回答を得た。
損害保険会社(損害保険業界全体)に対する信頼感について尋ねたところ、「信頼できる」「ある程度信頼できる」と答えた人は78.4%(2,507人)となり、2010年3月調査の77.6%(2,483人)と比べて増加した。
「契約内容の確認手続き(意向確認手続き)」に対する印象について聞くと、「必要である」「ある程度必要である」との回答は85.0%(2,719人)となった。2010年3月は83.8%(2,681人)だった。
契約している損害保険(損害保険会社)に対する満足感を質問したところ、「満足している」「ある程度満足している」と答えた人は89.1%(2,028人)となり、2010年3月の90.3%(2,057人)を1.2ポイント下回った。
損害保険会社の業務品質やサービス向上に向けた各種の取り組みに対する評価を尋ねると、「評価できる」「ある程度評価できる」と回答した人は、2010年3月と同じ割合の66.9%(2,143人)だった。