富士急行の旧富士吉田駅が1日、「富士山駅」に駅名変更した。デザイナーの水戸岡鋭治氏の全面サポートでリニューアルも行われ、富士山観光のアクセスも整備された。16日には羽田空港までの高速バスも運行開始する。
リニューアルにともない、富士山の玄関口にふさわしいシンボルとして、朱塗りの大鳥居(高さ7m)が出現した。待合室はコンコースに移設され、四方をガラス張りとした開放感のあるデザインに。プラットホームには富士山を眺望できる展望デッキも設置される。
また、富士山五合目登山バスの運行経路が、原則として富士山駅始発(一部河口湖駅始発)になるほか、吉田口登山道一合目からの登山に便利な「馬返しバス」も16日に登場。同日には、富士急行と京浜急行バスによる高速バス「羽田空港~富士山駅線」も運行開始予定(認可申請中)で、富士急ハイランドや河口湖駅にも停車するとのこと。
これらの整備により、富士山駅は文字通り、富士山観光の拠点駅となる。