4人組ガールズバンドのSCANDALが16日、都内で行われたアニメ映画『豆富小僧』の女子高生限定試写会に出席した。

左から、TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI 拡大画像を見る

同作は、京極夏彦の小説『豆腐小僧双六道中ふりだし』(角川文庫)の映像化作品で、お盆に載せた豆腐を持つことだけが取柄で人間を怖がらせることができない妖怪・豆富小僧が、目付役のダルマとともに母親を探す旅に出て、現代日本に迷い込むというストーリーで、日本初の長編3Dアニメーション映画となる。総監督は、テレビアニメ『タッチ』、『キャプテン翼』などを手がけた杉井ギサブロー。

SCANDALは、同作の主題歌『ハルカ』を担当。同曲の作詞に参加したHARUNAは「4月は新しい出会いやスタートの時期ですよね。友だちはできたけど、なかなか仲良くなれなかったり、前に進めないことがあると思います。そんな時に負けない心を感じてもらえればと思って作りました」とアピールした。一足早く同作を見たという4人は「夢を見つけたら一直線。そんな豆富ちゃんを見て感極まって泣いてしまいました」(HARUNA)、「4人でずっと泣いていました。考えさせられましたね」(RINA)と感動した様子だった。

また、東日本大震災では「辛くて落ち込んだ」(HARUNA)という4人。TOMOMIは「私1人で何ができるのか、悩むこともありましたが、豆富ちゃんに勇気をもらいました。SCANDALの曲を聴いて『元気が出た』と言ってくれる人もいるので、これからもみんなが元気になる曲を作っていきたい」と意気込み、RINAも「日本を一つにしようや! という思いが強くなりました。これからも精一杯、できることをやっていきたい」と引き締めていた。

映画『豆富小僧』は4月29日より3D・2D同時公開。