1832年の創業以来、一貫して「エレガンスと革新の融合」をテーマに時計作りを続け、これまで歴代の万博で10個のグランプリと28個の金メダルを獲得してきたスイスの名門時計ブランド・ロンジン。「BASELWORLD 2011」で発表された新作も、エレガントかつ実用性の高い逸品たちだった。

今回の注目作は、24時間ダイヤルを備える「ロンジン トゥエンティーフォー アワーズ」。ブラックマットダイヤルと24の白いアラビア数字がクラシカルな雰囲気を醸し出す同作は、1950年代にスイス航空に納品されていたモデルの復刻版となり、シリアルナンバーも入る予定。ハンターケースバックを採用しており、1953年から1956年までスイス航空に納品されていたことを示す「Re-edition of a Longines navigation watch exclusively made for Swissair navigators, 1953-1956」という文字も刻まれる。ケース径は47.5mmで自動巻。8月に発売予定で、予価は37万8,000円。

飛行家のチャールズ・リンドバーグをはじめ、偉大な冒険家たちからも愛されたロンジンの時計。新作「ロンジン トゥエンティーフォー アワーズ」は、スイス航空のフライトナビゲーターが使用していた時計の復刻モデルとなる

また、代表作の「ロンジン マスター コレクション」シリーズからは、「ロンジン マスター コレクション レトログラード ムーンフェイズ」(12月発売予定、予価47万2,500円)、「ロンジン マスター コレクション レトログラード」(2011年発売予定、予価38万8,500円~)なども発表されていた。

「ロンジン マスター コレクション レトログラード ムーンフェイズ」(左)と「ロンジン マスター コレクション レトログラード」。44mmと41mmが用意されるが、日本で販売されるのは41mmモデルのみ

最小目盛以下(1秒以下)の数値の読取を補助するバーニア(副尺)を備えた、ダイレクトドライブセコンド搭載の「ロンジン コラムホイール クロノグラフ レコード」。秋に発売予定で、予価は40万4,250円

3Dムービーを用いて自社製品をアピールするロンジンのブース前には人だかりが