航空用クロノグラフのトップブランド、ブライトリングは、今年からアイテムのグルーピングを大胆に改革した。
「ウインドライダー」「ナビタイマー」「エアロマリン」の旧4ラインを廃し、9種類のシリーズとひとつのコレクションに再編。よりモデルデザインに沿ったラインナップとなった。また、旧「クロノマット01」が「クロノマット44」になるなど、モデル名称にケースサイズやクロノグラフの有無が付記され、製品をよりイメージしやすくなっている。
そのクロノマットの新作は「クロノマット41」。シリーズコンセプトはそのままに、ケースサイズを41mmにコンパクト化した。これにより、44mmサイズの大きさに引け目を感じていた男性、ひいては女性でも思った以上に違和感なく身に付けられるようになっている。とくに手首が細い日本人にとっては"福音"となるだろうし、フォーマルなシーンにもマッチする。サイズだけでなく、カラーバリエーションも豊富で、選択の幅がぐっと広がった。
ケースラインナップとして、SS、SS/18K R.G、18K R.Gの3種を用意。300m防水、ムーブメントは高い信頼性と精度を誇る「キャリバー01」を使用している。価格はSS / カーフレザー仕様が71万4,000円、SS / パイロットブレスレット仕様は82万9,500円。7月発売予定。
ちなみに、「クロノマット44」には、今年も日本限定モデル「クロノマット44ブラックアイドMOP(Mother Of Pearl)」が用意される。
毎回、ブライトリングは日本限定モデルの収益をユニセフや自衛隊遺族会へ寄付してきた。今回は日本赤十字社を通じ、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の復興のために寄付される予定だ。
同商品の価格は89万2,500円で、6月の発売を予定している。限定数は300本。
昨年、爆発的話題となったダイバーウォッチ「スーパーオーシャンII」は、「スーパーオーシャン42」となり、ケースサイズのラインナップを補完するため44mmの「スーパーオーシャン44」を加えた。
従来、ブライトリングではその質感や美しさもあってブレスモデルが人気だったが、最近はラバーストラップモデルも売れているという。その背景には、ブライトリングのラバーストラップが強度的にしっかりしていること、手首に汗をかいても傷まないこと。そして、「他の人とはちょっと違う」という特別感があるのだろう。加えて、マット地の逆回転防止ベゼルがアイキャッチの「スーパーオーシャン」には、ラバーの質感が実によく似合うことも見逃せない。
同商品はブレスモデルとラバーストラップのモデルが用意され、価格はブレスモデルは36万7,500円、ラバーストラップモデルが33万750円。7月発売予定。
1960年代の「トランスオーシャン」の復刻モデル「トランスオーシャン・クロノグラフ」も発表された。当時のコンセプトとデザインのスピリットを受け継ぎつつ、完全な新設計。クラシカルなデザインと最新のクオリティを集約した。ケースサイズは43mmで100m防水。ムーブメントは「キャリバー01」。価格はブレスモデルが74万5,500円、レザーベルトモデルは69万3,000円。
BASELWORLD 2011で発表された新製品は、なんと計23モデル。一方、全製品数は変わらないので、必然的に23モデルがディスコンとなる可能性もある。気になるモデルがあれば早めにチェックしておこう。