大同火災海上保険は3日、4月1日以降の保険始期契約より実施する自動車保険の商品改定の詳細を発表した。

今回の改定では、直近の自動車保険の収支状況等を踏まえ、保険料水準の全面的な見直しを実施。改定後の自動車保険全体の平均保険料は、現行とほぼ同水準になるが、用途・車種、補償種目、年齢条件といった個々の契約条件により、保険料に増減が生じるという。

ノンフリート等級別割引率の全面的な見直しも行われ、これに伴い「長期有料契約割引率」も見直され、割引率は5%から約3%に。ただし、20等級の割引率見直しによってトータルの割引率は拡大する。また、継続前後の等級が1等級となる場合に適用する「連続1等級契約割増(約19%)」が新設される。

合わせて、環境配慮型自動車であるハイブリッド車や電気自動車への「エコ割引(3%)」を新設するとともに、「ノンフリート多数割引」の適用対象の拡大(2台以上1%の新設)、「本人・配偶者限定割引」の見直し(8%から7%へ)、および「ABS・エアバッグ割引」の廃止を決定。

また、従来商品の無料ロードサービス「ゆいゆいサポート」と「事故・故障時運搬・搬送・引取費用特約」の2つを組み合わせることで、修理工場等への車引取り費用を新たにサービス対象に加えるなど、より充実したロードサービスを提供する。なお、これら2つのサービスはゆいゆいサポート対象契約に自動セットされる。

このほか、「口座振替払」「コンビニ払」による保険料の始期翌月払の導入によりキャッシュレス化を推進し、「Web約款」の導入により地球環境保全に貢献するとしている。