【FXテクニカル】ドル円

84.50が新たなレジスタンスとして意識されている。昨日は84.45レベルで上値が抑えられたが、クリスマスシーズンに入りフローが細る中、年内はこのレベルで上値が抑えられる可能性が出てきた。実需筋の売りオーダーが84円ミドルレベル以上に並んでいることに加え、次に控えるレジスタンスポイントが心理的節目の85.00ということも、上値を圧迫する要因となりそうだ。

ただ、エンベロープ(MA21 幅1%)でトレンドを探ると上限が85.00レベルと引き続き高い位置を保っており、ドル売りとなっても下値も限定的になる可能性が高いか。

本日も84.00のラインを中心とした値動きとなりそうだが、朝方の動向を見ると上値は重い。このまま下値を試すとしたら84.50-82.84の38.20%戻し83.87が目先の下値ポイントとして浮上する。昨日はこのポイントが意識され84.00を回復した経緯がある。

仮に下抜けても50.00%戻しの83.67、61.80%戻しの83.48とミドルレベルまでサポートポイントが並んでおり、これらの水準まで下落した場合はオシレーター系指標(ストーストキャスティックやRSI等)を用いてドル反転の兆しを探りたい。

83円ミドルを下抜けても、83.10レベルにはトレンドチャンネルの下限(1時間足)があるだけでなく、日足ベースでは89日移動平均線が83.00にあることに加え、一目均衡表で見ても83円前半(83.42に転換線、83.08に雲の上限&基準線)に並んでおり、かえってドルの買い場を提供する可能性が高まるのではないか。

ドル円 1時間足